かなり古い三菱(フジイOEM)の除雪機を 改良加工してみました。除雪幅600mmです。 |
![]() 三菱MSR600です。かなり古い車体ですが、車体自体の腐りも少なく エンジンの異音も無く、丈夫な作りでまだまだ使えそうなので オーバーホール・改良加工してみました。 当然、純正部品はもう出ません ちょっとした場所の除雪には活躍してくれそうです |
クローラー改良加工 |
![]() 以前付いていたクローラーは、ヒビ・ワレ等が有ったので、長期使用を考えて 改良加工してみました。ホンダ用新品クローラーと中古スプロケットを使って 加工取付しました。現行クローラーなので、当分交換部品には困りません。 切れてしまうと走行出来なくなり、除雪作業が出来ません クローラーが廃盤になり調達出来ずに諦めているケースも多いようです 走行機構はギアBOXとチェーン駆動の組み合わせで、現行モデルに多い リフレクションプレート方式では無いので、かなり丈夫な構造です チェーンとスプロケットはJIS規格品なのでこの先でも調達可能です この車体の規模であれば、ギアBOXのオイル交換を定期的にすれば ほぼ故障はしないでしょう |
|
オーガ・オーガケース修理・オーガギアBOX OH |
![]() オーガケースは亀裂が酷かったので、板厚2.3mmと3.2mmで 一部新規製作しました。下部スクレーパーも新規製作しました スキッドでスクレーパーと地面のクリアランス調整すれば 除雪効率の向上、オーガ摩耗・オーガ破損のリスクが軽減されます インペラも曲り等が酷かったので新規製作しました サイドカッターも追加で付けました 除雪時の前方目安にもなるので、オーガ関連・他の物品破損の 防止対策にもなります オーガ部ベアリング・シール、オーガギアBOXベアリング・シールは JIS標準品が使えるのでオーバーホールで新品に交換しました オーガギア・オームギアのヘリ等のダメージは見受けられませんでした オーガギアは結構高価なので定期的に点検・整備は必要です オーガは減っていたのでチップを溶接加工取付してクリアランス調整 してあります(チップ溶接で硬い雪にも有効です) スキッドも底部に板張りしてあり、まだまだ使える様にしました オーガギアBOXは左右上下の振れに強くなるようにケース上部に吊って 固定出来る様にしました 現行エンジン出力は最大7PSですが、エンジンが破損した時には 10PS程度のエンジンでも大丈夫かと思われます 走行用Vベルト2本(低速・高速用)交換 オーガ用Vベルト2本交換 このクラスでオーガベルトが2本仕様は珍しいです 2本仕様は10PS〜15PSクラスに多いです ギアBOX・オーガギア・オームギアも10PS程度の大きさです 昔の物はオーバーキャパシティーで構造が単純で丈夫な物が多いです オイル・消耗品の定期交換で長く使えそうです |